コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズは、ハードレンズとソフトレンズの2種類に分類されます。
コンタクトレンズは、自分のライフスタイルや目の状態に合った種類のレンズを選ぶことが重要です。
実際にコンタクトレンズを使用する場合は、自分の希望を眼科医に伝えた上で、その診断と処方に沿ってレンズを決定してください。

正しく目に合ったレンズを使用することで本来の性能を発揮することができます。

【ハードレンズ】

ハードレンズ

ハードレンズの特徴は水分をほとんど含まない硬いレンズで、ドライアイ(涙の量が少ない病気)や強度の角膜乱視の人には向いていません。
ソフトレンズに比べると少しの圧力をかけたただけでも割れるほど弱く、レンズの大きさが瞳より一回り小さいサイズが主流で瞳から外れやすい構造になっています。
ただ、ソフトレンズに比べると耐久性が優れていて汚れが付きにくく、レンズケアも保存液に浸せば良いだけので取扱いがとても楽です。




【ソフトレンズ】

ソフトレンズはレンズ自体に水分を含んだレンズで、ハードレンズに比べると軟らかいのが特徴。レンズのサイズも瞳より一回りほど大きいサイズ(13.8~14.5mm)が主流となります。
通常(球面)のソフトレンズは近視矯正用、乱視矯正用、遠近両用コンタクトレンズという老視矯正用、カラーレンズなど種類も豊富です。
ソフトレンズでも長い年数(1年以上)使えるタイプと短期間で使い捨てるレンズとに分かれています。使い捨てるレンズは1日で使い捨てるタイプ・2weekという約2週間で使い捨てるタイプ・1~2か月で使い捨てるタイプがあります。





■1日使い捨て型(ディスポーザブル)


目からはずしたら、再び使わず捨ててしまうタイプです。はずしたら捨ててしまうので、レンズケアが不要です。

1日使い捨てコンタクトのメリットは毎日交換するため、常に新鮮なレンズを使用し目を清潔に保つことができる点です。コンタクト使用による瞳のトラブルの多くは、レンズの衛生面によるものです。レンズケアが不十分であるといったことがその主な原因となるのですが、1日使い捨てコンタクトの場合はそのリスクが限りなく軽減されるわけですから、コンタクト使用による瞳のトラブルもかなり軽減させることができます。
レンズケアのための時間も不要というメリットもあります。毎朝・毎晩の忙しい時や疲れているときにレンズケアをしなければならないという時間と手間を省くことができます。

■2週間交換型(頻回交換型)


最長2週間で交換するタイプ。 毎日装用してはずすたびに、洗浄・消毒して再使用します

2週間使い捨てコンタクトのメリットは、1日使い捨てタイプのコンタクトレンズに比べるとコストが安く済む点です。レンズケア用品代がかかりますが、毎日新しいものに交換する1日使い捨てタイプと比べるとコストを抑えることができます。





■定期交換型

定期交換型
1ヶ月のサイクルで定期的に交換するタイプ。毎日、装用してはずずたびに、洗浄・消毒をして再使用します。

2週間の使い捨てタイプと使い方はほぼ同じですが、2週間タイプよりもラインナップされている商品数が少なく、選択肢が限られてくるデメリットがあります。外した後のケアが必要ですし、2週間交換型と比較すると衛生面にも注意する必要があります。





■従来型

従来型
コンタクトレンズの寿命がくるまで、使い続けるタイプのことで同じレンズを1~2年使用し続ける使い捨てでないコンタクトレンズです。

使い方によっても異なりますが、一般に従来型コンタクトレンズの寿命は1年半が目安とされています。毎日の洗浄・消毒と定期的なタンパク除去が必要です

従来型コンタクトレンズのメリットは1年間のレンズ代が、 使い捨てコンタクトレンズよりも安いということです。しかし、従来型コンタクトレンズは日々のレンズケアでは落としきれないタンパク汚れを落とすため定期的に、特別なケアをしなければいけません。
また、それでも、何ヵ月も使用するうちに、徐々に汚れが蓄積されていくので使い捨てコンタクトレンズに比べると安全性が低くなってしまいます。


※それぞれに特徴がありますので、自分の目にあったコンタクトレンズを選びましょう。
気軽にご相談ください。